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【河川教育】北海道音更高等学校2年生に防災教育を実施しました

 2025年12月17日、音更町にある北海道音更高等学校において2年生90名を対象に『「自助・共助・公助」を学び災害をジブンゴト化する防災学習』の授業支援を実施しました。

 この授業では、「いつ来るか分からない災害に自分たちは何ができるだろう」という課題に対し、生徒らに『Doはぐ(避難所運営ゲーム北海道版)』を中心として、地域のリスクを知るために音更町を含む十勝管内で発生した大きな水害の状況や、温暖化による災害の激甚化についての解説、ハザードマップや川の防災情報など各種情報ツールの活用方法を説明する授業を展開しました。

避難所運営全般~北開水工コンサル

これまでの水害や情報収集~帯広開建治水課

気候変動に伴う水害~北海道大学

プロジェクションマッピングで地形を確認

サバイバルシートの暖かさを体感

1人分の非常持出品の重さに驚き

床の上と段ボールベットで冷たさ&硬さを比較

意見交換しながら進める避難所運営


 「Doはぐ」では各班5~6名ほどの生徒それぞれが「どうしたら避難所が快適になるのか」「配慮する必要がある人はどこに居てもらうのが良いのか」等様々な課題に意見を出し合い避難所運営を体験しました。

体育館スペースの導線を一方向にした班

区画割をし、プライベートスペースを確保した班


 授業の最後には音更高校で育てられた紫色のシクラメン(花言葉:「想いが響き合う」「絆」)の花鉢が生徒代表より感謝の言葉とともに贈呈されました。花言葉とともに大切に育てたく思います。

代表し感謝の言葉とお花の贈呈を受けました

音更高校で大切に育てられたシクラメン


 本教育支援活動は、流域治水の観点から地域で連携した平常時からの取組として国土交通省北海道開発局帯広開発建設部治水課のほか、北海道大学大学院工学研究院防災行動学分野内閣府SIP)と産官学が連携し、質の高い河川教育を目指した授業支援を実施しました。

 弊社では河川調査等に係る様々な業務を行っており、これまでに培った技術と知識・経験をもとに、地域社会に貢献することを目的に実施しています。
 これからも、寒地河川の防災と環境に関わる業務に携わって得た知識と情報を、講習会や教育活動などを通して、地域の方々へお伝えします。

 河川教育(防災教育や環境教育など)にご興味がある方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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