調査・計測
Phantom4RTKの導入
測量用UAVのPhantom4RTKを導入しました。
Phantom4RTKは、機体にRTKモジュールを内蔵しておりcmレベルの測位を可能となり撮影位置の測位精度が向上しています。
従来の写真測量では標定点の設置が必要でしたが、測位精度の向上により標定点を減らし、数点の検証点で計測が可能となります。
現在、試験飛行を行い測量精度の確認、運用方法の構築を行っております。
Phantom4RTKの活用事例
位置精度が向上したことで、検証点のみでの運用を試行しています。
延長1㎞程度の撮影範囲で、横断測量と高さ精度の比較を行い数cmの誤差に収まっていることを確認できました。Phantom4RTKを利用することで、モザイク画像と同時に地形情報の取得が可能となります。
NORBIT iWBMS(マルチビーム測深機)の導入
マルチビーム測深機のNORBIT iWBMSを導入しました。
特徴
- ソナー、動揺センサー(IMU)および表層音速度計が一体となることで小型・軽量となっています。
- ソナーはカーブドアレー方式を採用することで7~210°の間で任意にスワス幅を変更可能で、これによりソナーヘッドを動かさずに側面方向を計測できます。
- 地上レーザースキャナーを搭載しており、水中部と同時に地上部の三次元計測が可能
小型・軽量化によりゴムボートなどの小型船への艤装が可能となり、これまでより計測可能なフィールドが広がり、地上計測と合わせた3次元計測を行っていきます。
NORBIT iWBMSの活用
マルチビーム測深機(NORBIT iWBMS)を活用することで水中の可視化が可能となります。
水中可視化の事例としては、根固めブロックなどの状況確認、浚渫箇所、河床状況、ダム湖計測などに活用が可能です。
豊平川花魁淵 現地合同調査を実施
近年、道内河川では河床低下の進行が問題視される場面が増加して来ています。豊平川上流部でも、かつて砂礫に覆われていた河床が露岩化し河床低下が進行しています。
北海道大学工学部(水文水工学研究室:清水教授)では、岩河床変化の検討を数値計算などにより行うこととしています。このため、弊社は豊平川花魁淵地区における岩盤河床の現況地形を把握するため詳細な3次元地形計測の協力を行いました。
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ADCP多層流向流速計による流況調査・モニタリング
河川の水文観測では、浮子による流量観測法が用いられていますが、連続データの蓄積、観測精度の向上といった観点からADCPを用いた河川流量観測が行われています。
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マルチビーム測深機を用いた水中河床計測法の紹介
MB 測深は、GPS 測位技術、音響測深技術、それらの信号制御やデータ収録・処理を迅速に行うコンピュータ技術の飛躍的な発展により、深浅測量の高精度化及び高分解能化を可能とした新しい面的測深法である。MB 測深機を用いた水中河床計測法を紹介する
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3D地上型レーザースキャナー計測の紹介
レーザースキャナーを用いることで、従来の方法では再現不可能な複雑な地形も瞬時に3次元モデルを取得でき、調査、設計、施工管理、維持管理・解析などに活用できます。
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面積格子法による河床材料調査
河床材料調査では、代表地点を選定し、表層を取り除き、その下層にある土砂を採取して粒度分析を行っている。得に礫床河川では、河床深部よりも河床表面を構成する材料の粒度分布の重要性が高まりつつある。
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