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社長挨拶

森田 康志

株式会社 北開水工コンサルタント

代表取締役社長 森田 康志

 北開水工コンサルタントは、1967年、十勝川の流量観測や河川測量を行う北開水工測量として、北海道帯広の地で産声を上げました。1969年に音更町に社屋を新築するとともに、河川に関する各種調査や計画設計、システム開発等に事業内容を拡大し、1983年には株式会社北開水工コンサルタントとして新たなスタートを切りました。また、2022年4月に、災害時にもオペレーション可能となるよう、耐震性と非常用電力、水を確保した本社社屋を帯広市内に完成させ、災害時に期待される役割を果たせる基盤を整えることができました。

 現在の事業内容は、寒冷地河川の水や水に含まれる物質の観測・計測、河川に生息する動植物等の生物とその生息環境の調査、河川管理施設の点検及び評価、河川巡視及びダム管理支援と、時代のニーズに合わせて事業範囲を拡大してきました。活動エリアも、十勝川をはじめとして、石狩川、天塩川等道内の13の一級河川すべてに広がり、札幌、旭川、留萌、網走、釧路の5箇所に支店を設置しています。

 当社のモットーは現場第一主義です。まずは現場に行き、現場を見て考えることが、最も重要なことだと考えています。当社には現場が好きな職員が揃っており、誰よりも現場を見て、知っていることを誇りにしています。この伝統は大事にしていきたいと考えています。当社では、これまでも河川巡視にタブレットを用いるシステムを自主開発して現場作業の軽減・効率化を図るといった取り組みを行ってきましたが、現場作業のDX化がさらに求められており、マルチビーム測深器、3Dレーザースキャナー、UAV等の計測機器を導入し現場で活用するなど、新技術の導入にもこれまで以上に積極的に取り組んでいます。北海道開発局のi-Con奨励賞を業務部門で4年連続受賞したのは当社だけであり、引き続き現場で活用できる新たな技術開発に取り組んで行きます。また、そのために必要な人材教育にも取り組んでおり、例えば、これまでと全く異なる非接触型の流量観測を従来の流量観測担当者全員ができるようになることを目指して、現場レベルでリスキリングを実施しています。

 今年度は、新たに札幌支店の新築移転に取り組みます。白石区菊水上町の国道12号線沿いに用地を確保し、働きやすく、また、CO2削減にも配慮した社屋の建設を進め、2025年4月には移転を完了させる予定です。

 発注者とのコミュニケーションをしっかりと図り、課題を把握すること、現場に根ざし課題解決に確実につながる解答を見つけること、その過程を通じて発注者からの、また社会からの信頼を高めること、これらのことが当たり前にできるよう、社員一人一人が、一つ一つ愚直に仕事に取り組んでまいりますので、ご理解、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

2024年4月