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【河川教育】帯広市立稲田小学校で「防災教育」を継続実施しています

 今年度も9月から11月にかけて、帯広市立稲田小学校の3年生から6年生を対象に、身近な河川を対象とした「河川教育」の授業支援を実施しました。

 3年生では、総合学習「売買川たんけん隊」の授業の一環として、学校の近くを流れる売買川(サケのふる里公園)で、そこに生息している水生生物や魚を確認したり、また流れる水の力の体験や川の危険箇所を確認しました。

流れる水の力を体感

川の危険な場所を確認



 4年生では、社会「自然災害からくらしを守る」の中で、マイ・タイムライン初級編として検討ツール「逃げキッド」を使ってどのような準備をどのタイミングで行うのか学習しました。

過去の災害を振り返る

避難するまでに何をしておこう?



 5年生では、理科「流れる水のはたらき」の中で、弊社で作成した河川実験装置を使用し「侵食」「運搬」「堆積」の様子を観察するほか、私たちの身近な災害やその災害が起こるメカニズムなど整理し、マイ・タイムライン上級編として4年生の時より詳しく自分の置かれた状況を想定しながら避難完了までを考える学習しました。

流れる水のはたらきは?

どこの水の流れが速い?


災害を防ぐ工夫には何があるかな

何を準備しておいたらいい?



 6年生では、理科「大地の作りと変化」の中で自分でハザードマップを作成(マイ・ハザードマップ)し、、過去3年間の学習を生かし私たちの住んでいる地域の災害について今一度見つめ直しました。


もし大きな水害が起こったら・・・

プロジェクションマッピングで地形も確認


等身大パネルで浸水深を試してみよう

学校の近くにはどんな危険が潜んでる?


 稲田小学校では、本活動を学習発表会や参観日などで来校する保護者や地域の方々へお伝えしようと、校内にパネル展示を行ってもらっています。また、弊社で提供した段ボールベット(段暖はこベット:合同容器製)を図書室に配置していただいており、災害や避難所生活を「特別なもの」ではなく「身近なもの」「普段の延長線にあるもの」ととらえられるよう工夫を行っています。

取組みを紹介してくれています

図書室の段ボールベットを使いつつ災害を想う


 本教育支援活動は質の高い河川教育を目指し、弊社(北開水工コンサルタント)と、実施校の帯広市立稲田小学校のほか、河川管理者の国土交通省北海道開発局帯広開発建設部治水課、災害のジブンゴト化を研究する北海道大学大学院工学研究院(内閣府SIP)と産官学連携した協働授業支援を実施しました。


稲田小学校「河川教育」の取組み(左から北海道大学・北開水工コンサル・帯広開建治水課・稲田小学校)


 弊社では河川調査等に係る様々な業務を行っており、これまでに培った技術と知識・経験をもとに、地域社会に貢献することを目的に実施しております。
 これからも、寒地河川の防災と環境に関わる業務に携わって得た知識と情報を、講習会や教育活動などを通して、一般市民の皆様へお伝えします。

 

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