先輩からのメッセージ-佐藤 和人
川の専門知識と技術で北海道を支える
仕事内容を教えてください/所属部の主な業務と担当している仕事
河川をフィールドに動植物に係る自然環境調査全般を行っており、私は特に鳥類調査の仕事を多く担当しています。調査計画・工程検討、協力会社さんとの連絡調整、現地調査とその報告書作成、発注者との打ち合わせ協議、翌年の業務受注に向けた提案書作成など、仕事内容は様々です。
学生時代どのようなことに取り組んでいましたか
どのように過ごしていましたか
学部・修士の6年間を岩手県で過ごしたので、自分と同じ生き物好きの同期や先輩・後輩と一緒に生き物を探して東北各地を走り回っていました。そのツテで環境調査のアルバイトもよくしており、学生時代の経験が今の仕事にも繋がっています。
入社動機と決め手となったことはどんなことですか
生まれ故郷である北海道で働きたいと思いながら就職活動をしていたところ、元建設コンサルの知人から「北海道ならこんな会社もあるよ」と当社の事を教えてもらったのがきっかけでした。北海道内の河川に関わる仕事が出来ること、自分自身が現場に出る仕事がしたかったので、当社のモットーである「現場第一主義」が入社の決め手となりました。
これまでどのような仕事に取り組んできましたか
メインの仕事である動植物の調査のほか、水質調査(採水)、小学生向けの環境学習会、川や水辺の利用者を調べるアンケート調査など、グループ内の仕事をメンバー全員で協力しながら行っています。
もっとも印象に残った仕事を教えてください
入社して1年目、とある河川での鳥類調査業務を担当しました。先輩や協力会社さんと相談して調査工程を組み、実際に現場でノウハウを教わりながら調査を行い、データを整理して結果をまとめ…そんな風にして完成した分厚い報告書を見た時の達成感は今でも印象に残っています。
業務(仕事)の中で、どんな時にやりがいや喜びを感じますか
環境調査の仕事は、調査道具を背負って道無き道をひたすら歩くなど大変な事も多いですが、そんな調査データを基に作成した報告書・提案に対して発注者や関係者の方から良いリアクションが貰えると嬉しくなります。また、調査に使用する様々な機器やソフトを使いこなせるようになった時も、自分が出来ることの幅が広がったことを感じられて仕事が楽しいと思える瞬間です。
私から見た北開水工コンサルタントの社風/会社・職場の雰囲気、環境は?
現場好きな人が多く皆さんパワフルな印象があります。立場や年齢、所属など関係無しに気さくに話せる雰囲気があるので、何か分からない事や困りごとがあった時は他部署でもよく相談に行っています。
自己研鑽のために何かしていることはありますか
仕事に関係のありそうな講演会や講習会への参加、資格取得のための勉強をするようにしています。生き物のことだけでなく河川管理に関するハード面の知識も求められるため、本を読んだりして日々勉強中です。
業務に必要なことや身に着けおくと役に立つことはなんですか
体力をつけること、野外にどのような危険があるか・どうすれば安全かを知っておくこと(現場は安全第一です)、相手に伝わりやすい文章を書く癖をつけること、などでしょうか。また、この仕事は車の運転が非常に多いです。現場まで2~3時間かけて移動し、現場でも林道や砂利道等の悪路を走ることはよくあります。運転に慣れておくと入社してから楽だと思います。
オフタイム/休日の過ごし方
毎週のように川や湖・海に行って釣りをしています。写真を撮ることも好きなので、釣りをしながら出会った景色や魚、動植物の撮影をしてリフレッシュしています。基本的には有給も自由に取得できるので、連休は休みを延ばして泊りがけで遊びに行ったりもしています。
とある私の一日
7:00 | 出社。今日は現場(タンチョウ調査)のため早出です。調査体制や安全について調査メンバーでミーティング後、現場へ出発。 |
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8:00 | 現場に到着、調査開始。まずはUAVを使って湿地の中のタンチョウを探します。 |
10:00 | ようやくタンチョウ発見。今日は湿地ではなく刈取りが終わった小麦畑で餌を探していました。 |
16:00 | タンチョウの行動観察を終え、調査終了。調査中はあまりゆっくり休めなかったので、少し休んでから会社へ戻ります。 |
17:30 | 帰社。調査道具の片付けや、明日すぐに速報作成に取り掛かれるよう記録野帳・写真データの整理をします。 |
19:00 | 退勤。(今日は1時間半超勤しました) |