株式会社北開水工コンサルタントロゴ

第8回 北開水工フォトコンテスト審査結果発表

 応募総数31作品の中から、北海道写真協会帯広支部の支部長をはじめ、会友の皆様による審査のうえ、各部門のグランプリ・準グランプリを以下のように決定いたしました。

無題

応募総数:31作品 (「水環境」部門:18作品 「生き物」部門:8作品 「働く職員」部門:5作品)
審査方法:北海道写真協会帯広支部支部長 西島 啓喜 様 らによる選考
     写真には投稿者の名前と役職は付けず公平を期した。

水環境部門

ph1-2

「知床連山の暁」

~講評~
 水環境を主題とした風景写真として秀逸の作品です。夜明け前の朱に染まる空と水面、その中に知床連山がシルエットとして連なり、ゆったりと波立つ水面には水鳥がたたずんでいる。水平線を中心から外し、視点を下側に示したことで主題が明確となりました。色合い、構図ともに完成度の高い作品です。

ph1-3

「ニット帽とサングラス 」 濱澤 颯太さん

~講評~
 とても面白い対象を発見しました。「水」が雪となってこのような面白い光景となることに自然の奥深さを感じます。「写真は一期一会」といいますが、まさにこの時、この場所でしか出会えない貴重な瞬間を写し取りました。この被写体を見て「ニット帽とサングラス」とイメージしたことも成功でした。

生き物部門

ph1-2

「体の傷は猛者の証 」 奥村 俊太さん

~講評~
 とても迫力を感ずる作品です。題名にあるように、長い危険な旅を乗り越えて、満身創痍の姿でここまで到達した「猛者」の風格が写し取られています。画面をはみ出すほど画面いっぱいに被写体をとらえたことも写真に迫力を与えています。

ph1-3

「長距離移動します 」 折戸 由里子さん

~講評~
 第一印象は「ピントの良い写真だな」という感想です。そして前ボケ、後ろボケのボケ味が適正で、被写体を一層浮き立たせています。小さな昆虫をこのようにピシッとしたピントで写し取るのは結構難しいことですが、作者の技術の高さをうかがわせる作品です。

働く職員部門

ph1-2

「冬のキノコとスノーモービル 」 奥村 俊太さん

~講評~

 人物写真として一歩抜きんでた作品です。動きのある被写体(主役)と背景に深雪を帽子のように被った構造物(脇役)が対比的に写し取られています。主役に脇役を添えることにより主役が強調される模範的な作品です。

ph1-3

「さあ飛び立とう 」 松川 優一さん

~講評~
 ドローンがあらゆるところで活躍する時代になりました。この写真はドローンの講習会でしょうか?新しい技術取得にチャレンジする「働く職員」の記録性として価値のある作品と思いました。


北海道写真協会帯広支部 支部長 西島 啓喜 氏よりコメントを頂きました。

【総評】
 新型コロナで今年のコンテストはどうだろうかと思っていましたが、例年と変わらず見ごたえのある作品が寄せられて嬉しく、また楽しく審査させていただきました。

 毎年、少しずつ傾向の違う作品が出てきて撮影視点に工夫が凝らされているのを感じます。今年は「水環境部門」と「生き物部門」で目を惹かれる作品がありました。「働く職員部門」はやはり一緒に仕事をしながらの撮影には難しさがあるのだろうと思わされています。来年は是非、この部門に果敢に取り組んで頂き、多くの作品が寄せられることを期待しています 。 

表彰状授与式を行いました

 受賞された方々への表彰状授与式を12月28日、本社講堂と全支店をテレビ会議システムで繋ぎ行いました。
 式では、事務局よりフォトコンテストの趣旨を簡単に説明した後、受賞作品を投影し発表、表彰を行いました。