第6回 北開水工フォトコンテスト審査結果発表
「第6回北開水工フォトコンテスト」を2019年12月4日まで募集を行い実施しました。
応募総数68点の中から、北海道写真協会帯広支部の支部長・副支部長をはじめ、会友の皆様による審査のうえ、各部門のグランプリ、準グランプリを決定いたしました。
応募総数:68作品 (「水環境」部門:13作品 「生き物」部門:39作品 「働く職員」部門:16作品)
審査方法:北海道写真協会帯広支部支部長 西島 啓喜 様
帯広南商業高校写真部顧問,教職員美術展審査員 清水 孝 様 らによる選考
写真には投稿者の名前と役職は付けず公平を期した。
水環境部門
「磨りコオリの中の気泡」 渋谷 浩太郎さん
~講評~
水中からの気泡が凍りついたものと思います。寒さと透明感を感じさせる,写真的な作品です。新しい視点で撮られた感性に惹かれるものがありました。
「空とダムの中で」 鈴木 麻生子さん
~講評~
時に荒々しく暴れまわる川ですが,この作品からはよく制御された穏やさが感じられます。自然と人間の調和が写し撮られているように思いました。
生き物部門
「雪解け」 濱澤 颯太さん
~講評~
動物の死骸を正面から捉え、見る者に生命の厳しさをダイレクトに伝える作品になっています。ピントや光の具合が良く、右下の笹の葉も死と対比としての脇役として効果的です。
「これ以上遡上できないサケたち」 加藤 三明さん
~講評~
命をつなぐために必死で遡上してきたサケたち。そこに立ちふさがる関門。物言わぬサケたちの必死さと哀れさに心を動かされる思いです。
働く職員部門
「開いた!」 飯塚 治さん
~講評~
穴の形が面白く、余計なものが写っていないので、インパクトがあります。厚い氷と水面に映る職員の表情から、これまでの作業の大変さと、次の作業に向かう気持ちが伝わる1枚になっています。
「これでも調査中」 小坂 英輝さん
~講評~
一見、人の気配が無く「働く職員はどこ?」と思ってしまうところに、テントから出ている手がすべてを物語っています。無機質な場所の中にユーモアがあり、ユニークな作品となっています。
北海道写真協会帯広支部 支部長 西島 啓喜 氏よりコメントを頂きました。
【総評】
今年も審査を依頼され楽しく拝見させていただきました。今年は清水孝氏(南商写真部顧問,教職員美術展審査員)と共に行いました。昨年までは傾向の似た作品が出されていたのですが,今年は個性的な作品が多かったように思います。中でも「冬」,「氷」といったテーマに新しい視点で取り組んだ様子が伺えました。「写真は新しい視点の発見」と言われています。今までにない視点,他の人とは違うユニークな視点で作品作りをされることを願っています。
せっかくよい視点を持ちながら,ピントの甘い写真,コントラストの悪い写真があって惜しい気がしました。日頃からこの点を気をつけられ、来年も秀作に会えることを楽しみにしています。
表彰状授与式を行いました
受賞された方々への表彰状授与式を12月27日、本社講堂にて行いました。
式では、事務局よりフォトコンテストの趣旨を簡単に説明した後、受賞作品を投影し発表、表彰を行いました。