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第4回 北開水工フォトコンテスト審査結果発表

 「第4回北開水工フォトコンテスト」を2017年11月30日まで募集を行い実施しました。
 応募総数74点の中から、北海道写真協会帯広支部の支部長・副支部長をはじめ、会友の皆様による審査のうえ、各部門のグランプリ、準グランプリを決定いたしました。無題

応募総数:74作品(水環境」部門:9作品 「生き物」部門:65作品 「働く職員」部門:0作品)
審査方法:北海道写真協会帯広支部支部長(西島 啓喜 様)・写真道展審査会員(吉仲 功 様)
     ・会友による選考
     写真には投稿者の名前と役職は付けず公平を期した。

水環境部門

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「貯水位低下」 小坂 英輝さん

~講評~
 今年は渇水だったのでしょうか?あるいは工事のために水量を減らしたのでしょうか?いずれにせよ、同様のテーマの写真がいくつかありました。その中でもこの作品は貯水量の低下を写しつつも紅葉の風景を周囲の環境として配置し、湖の中の島?の藻のような緑と対比させ色彩的に美しく表現しています。
もう一工夫するとすれば空の部分をややカットし、印刷をもう少し濃くするとぐっと完成度が高くなると思います。

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「タウシュベツ」 西田 雅彦さん

~講評~
 すっかり有名になったタウシュベツのアーチ橋です。豊かな水を湛えた糠平湖にちょうど橋がメガネのようにまん丸に映る頃に撮影されました。テーマにふさわしい一枚として選ばせていただきました。橋の真ん中あたりの風化が進み、この美しい姿もいつまで続くのか懸念されますが貴重な記録写真となったと思います。

 

生き物部門

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「倒立するアカトンボ(キグレサーカス団より)」 齊藤 則亮さん

~講評~
 全作品を通しても、とても目を引く一枚でした。アカトンボを大胆な構図で下から青空に向かって画面いっぱいに写し抜きました。赤と青の色の対比、背景のバックのぼかし具合、どれをとっても無駄のない完成度の高い作品です。

 

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「くまさんの親子3」 似内 弘幸さん

~講評~
 貴重な親子熊の写真です。3枚あったもののうち、やや顔の見えているこの作品を選びました。こういう場面に遭遇するのも珍しいであろうと思われますがその貴重な瞬間を逃さずシャッターを切ったことに敬意を表します。広々とした環境の中で写していることも好感を持てます。

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「お助け・・・」 濱澤 颯太さん

~講評~
 写真だけを見ると愛らしい表情で印象深い作品です。しかしタイトルからはこのあとの悲しい運命を想像させて複雑な思いでした。生物と人間の共生を考えさせられる一枚でした。写真的には右の黒をカットするほうがすっきりした作品となったことでしょう。

 

努力賞

入賞しなかった作品の中で、多少手を加えればもっと良くなる作品を紹介します。

「空から見た苫小牧」下島 祥江さん 「ソングポスト~ノビタキ♂」小坂 英輝さん♂
「風力原動機と利尻富士」髙川 慎太郎さん 「サイハイラン」岸本 栞さん
「青空に映える」松川 優一さん 「東京ゲートブリッジと富士山」手嶋 志至さん

 


北海道写真協会帯広支部 支部長 西島 啓喜 氏よりコメントを頂きました。

【総評】
 今年も御社のフォトコンテストの審査のご依頼を受け楽しく拝見させていただきました。
今回は「水環境部門」9点、「生き物部門」65点、「働く職員部門」0点の応募と、部門ごとの応募数の偏りが大きいのが特徴でした。昨年の水害の復興工事が本格的に始まり、御社におかれても多忙なことなどが影響しているのかな?と推察しております。
御社のフォトコンテストはテーマが決められているので、写真的に優れていても、よりテーマに沿った作品があるとそちらが優位になるということもあるのでご了承ください。今回は「生き物部門」が非常に多かったので準グランプリを2点選ばせていただきました。また入賞しなかった作品の中にも多少手を加えればもっと良くなる作品もたくさんあったので「努力賞」という形で取り上げさせていただき添削させていただきました。どうぞこれからの作品作りにお役立てください。

 

表彰状授与式を行いました

 受賞された方々への表彰状授与式を12月28日、本社講堂にて行いました。
 式では、事務局よりフォトコンテストの趣旨を簡単に説明した後、受賞作品をスクリーンに投影し発表しました。
 表彰状授与後、受賞者からの喜びの言葉や撮影された時の状況撮影についてコメントを紹介しました。