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第3回 北開水工フォトコンテスト審査結果発表

 「第3回北開水工フォトコンテスト」を2016年11月30日まで募集を行い実施しました。
 応募総数111点の中から、北海道写真協会帯広支部の支部長・副支部長をはじめ、会友の皆様による審査のうえ、各部門のグランプリ、準グランプリを決定いたしました。無題

応募総数:111作品(水環境」部門:40作品 「生き物」部門:50作品 「働く職員」部門:21作品)
審査方法:北海道写真協会帯広支部の支部長・副支部長・会友による選考
     写真には投稿者の名前と役職は付けず公平を期した。

水環境部門

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「10号台風の痕」 新庄 興さん

~講評~
 本来の趣旨、「水環境の魅力」を写したものではありませんが、台風10号の傷跡は記録に残すべきもので、そこに写真の果たすべき大きな役割があると感じます。いくつかそのテーマの写真がありましたが、その中でこの作品は台風の傷跡の痛ましさ、生々しさを的確に記録していると感じました。河川も人間のコントロールが効かなくなるとかくも脅威となることをまざまざと見せつける作品です。

 

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「ゆっくりと、ゆったりと」 松川 優一さん

~講評~
 グランプリの作品とは対照的に川の流れの穏やかさ、美しさを写し撮った作品で見ている者をホッとさせます。緑と紅葉の対比の美しさが特に目を引きます。水環境はいつもこのように人間に優しく在ってほしいものだなと思わされる作品です。

 

生き物部門

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「十勝下流のエゾイトトンボ」 早坂 勲さん

~講評~
 この部門は「生き物」と「自然」を対象としているので最も多くの作品が寄せられていました。その中でこの作品は画面いっぱいに無駄なく被写体を捉え、ボケ具合も最適で被写体が浮かび上がって見えます。イトトンボの命をつなぐ営みはいつ見ても感動を受けます。

 

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「泥の芸術」 小谷 康明さん

~講評~
全体を通してもこの作品は印象的な作品の一枚でした。題名の通り、干上がった湖底にできた自然の芸術作品を写し取ったものです。自然とはかくも素晴らしい芸術作品を生み出すものなのだ、ということをまざまざと見せつけられる作品です。

働く職員部門

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「渓流での魚類調査(電気ショッカー)」 折戸 聖さん

~講評~
 御社らしい活動を写し撮った作品が多く寄せられていました。例年の写真とは違った内容・撮り方をしている写真を探していてこの写真が特に目を引きました。川の流れの躍動感、その中での生き生きとした活動風景、色彩の美しさなどが際立っている秀作です。

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「URYU ICE CHANDELIER」 長瀬 毅彦さん

~講評~
 この写真は作者も注目した氷の塊の造形的な美しさが目が引きます。職員の視線が外に向かっているのも画面の広がりを感じさせます。雄大な、しかし過酷な大自然が時折見せる美しさ、そのなかでの孤独とも見える人間の営み、その対照的なありようを写し撮っているようにも感じました。


北海道写真協会帯広支部 支部長 西島 啓喜 氏よりコメントを頂きました。

【総評】
 今年も御社のフォトコンテストの審査をご依頼くださり楽しく作品を見させていただきました。全体を通してレベルが格段に上がっているとの印象を受けました。出品者の数も増えているとの印象を受けています。入賞数が限られている中で残念ながら拾えなかった作品も数点あり申し訳ない気持ちでしたが、気を落とさず来年もチャレンジしてほしいと願っています。その中で受賞された作品は一般のコンテストに出しても入賞するであろうと思われるレベルに達しています。益々の研鑽をご期待いたします。
来年に向けて作品作りを考えたおられる方は、ぜひ良いレンズの一眼レフカメラ、またはミラーレスのカメラでの撮影をお勧めします。コンパクトカメラ、あるいはスマホでの写真は大きく伸ばすとやはりピントが甘く、せっかく良いシャッターチャンスを捉えていながら拾えなかった作品もいくつかあり残念でした。このコンテストを通してより写真の表現の幅が広がることをご期待しております。

 


表彰状授与式を行いました

 受賞された方々への表彰状授与式を12月28日、本社講堂にて行いました。
 式では、事務局よりフォトコンテストの趣旨を簡単に説明した後、受賞作品をスクリーンに投影し発表しました。
 表彰状授与後、受賞者からの喜びの言葉や撮影された時の状況撮影についてコメントを紹介しました。