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第1回 北開水工フォトコンテスト審査結果発表

 「第1回北開水工フォトコンテスト」を2014年4月1日から11月30日に募集を行い実施しました。
 応募総数119点の中から、北海道写真協会帯広支部の支部長・副支部長をはじめ、会友の皆様による審査のうえ、各部門のグランプリ、準グランプリを決定いたしました。

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応募総数:119作品(「水環境」部門:38作品 「生き物」部門:56作品 「働く職員」部門:25作品)
審査方法:北海道写真協会帯広支部の支部長・副支部長・会友による選考写真には投稿者の名前と役職は付けず公平を期した。

 

水環境部門

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「壮観!!」 鈴木 敬一 さん

~講評~
 水の輝き、豊かさがよく表現されていると思いました。「写真は引き算」と言われているように余分な映り込みを省略し、主題をズバリ切り取った秀作です。もう少し露出を抑えると水の輝きを残しながら石の質感が出てきたかもしれません。

 

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「沼の構成」 新庄 興 さん

~講評~
 これぞ構図の見本のような作品です。沼を主題とした安定した構図が好印象です。露出を抑え気味にし、水草の存在を浮き立たせました。また雲も空の表情を表しており爽やかな仕上がりになっています。

 

生き物部門

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「サクラマス」 折戸 聖 さん

~講評~
 メスの婚姻色が印象的です。小型のオス?が脇役として主役を引き立たせ、また他の魚も含め周囲の環境を映し込むことにより写真の価値を高めています。もう少し引き気味にすると周囲にゆとりが感じられたかもしれません。

 

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「かなへび」 小坂 英輝 さん

~講評~
 たくさんの動物の作品があり選ぶのに苦労しましたが、迫力のあるこの写真を選びました。この写真の良い所は、目にしっかりとピントが合っており、目にキャッチライトが写っていることです。これは動物でも人でも共通の撮り方の基本です。また目線の先を空けていることも基本をしっかり抑えています。欲を言えば目先に獲物でもあれば良い脇役になったでしょう。

 

働く職員部門

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「湖面を歩く作業員」 田守 耕平 さん

~講評~
 なんといっても鏡のような氷の表面といくつかの線状の模様が氷の質感を印象的に表現しています。モノクローム的な色調の中に作業員のオレンジの服がワンポイントとなって画面に変化を与えています。厳しい環境の中で働く職員の姿をよく写し取っていると思います。欲を言うともう少し空をカットして氷の面積を多くしたほうが主題である氷がはっきりしたかもしれません。

 

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「カワシンジュガイ類調査 (アルバイトの後藤君と準社員の平川君)」
折戸 聖 さん

~講評~
 これも大変迷ったところですが、川との関わりが現れていて、ピントがしっかりしていて、構図もスッキリしているこの作品を選びました。6人写っている写真と比較したのですが、周囲がカットされ画面が整理されていることでこの作品としました。作業の様子の一端が写されていると思いました。

 


 

北海道写真協会帯広支部 支部長 西島 啓喜 氏よりコメントを頂きました。

 

【審査について】
 今回、御社フォトコンテストの審査を楽しくさせていただきました。審査は支部長 西島啓喜(公立学校教職員美術展招待作家)、副支部長(写真道展会友)が行いました。まずweb上で荒選りし、プリントで最終審査をしました。Web上で良いと思ってもプリントすると解像度が悪かったり、ピントが甘い写真があり、どう見せるかによっても写真の優劣は決まりますので、あくまでも審査結果は相対的なものとご理解ください。

 

【総評】
 大変バラエティに富む作品が寄せられ絞り込みに苦労しました。少し気をつけるともっと完成度が上がったと思われる作品も多く、特に以下のことを意識していただくとより良くなると思います。

  • やはりピントがきちんと合っている作品は見ていて気持ちが良いです。そのために手ブレを防ぐ。シャッタースピードをあげるなどの工夫をしてください。
  • 「日の丸構図」を避ける。主題を真ん中に置く写真は広がりを感じさせませんのでできれば真ん中から外し1/3くらいのところに置くとよいでしょう。
  • 同じく、水平線を真ん中に置かず(胴切り構図にせず)上下、どちらかに1/3くらいに置く。主題が上か、下か明示する。
  • 主役のみでなく、脇役を添えると主役が浮き立つ。
  • 画面の中の白い部分(例えば空)は印象が強く、主題を弱めるので入れないか最小限にする

日の丸構図

日の丸構図

胴切り構図

胴切り構図

 

表彰状授与式を行いました

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ph1-13 受賞された方々への表彰状授与式を12月26日、本社講堂にて行いました。
 式では、事務局よりフォトコンテストの趣旨を簡単に説明した後、受賞作品をスクリーンに投影し発表しました。
 表彰状授与後、新庄社長よりフォトコンテストに対する思いをお話しいただき、受賞者からは喜びの言葉や撮影された時の状況撮影について一言お話しいただきました。

 

受賞作品の展示

 本社、営業部と技術開発室の間にある廊下にて、このたび受賞した作品を展示しています。
 展示期間は3月末頃までを予定しておりますので、ぜひご覧ください。

 

年賀状へ採用しました

ph1-14 本年の年賀状の図柄について、フォトコンテストに投稿された作品の中から、「夕暮れの環境計測」(札幌支店 小坂 英輝さん)を採用し、関係機関の皆様へ発送いたしました。